摺り台を作る
- 2023/10/10
- 1年前
大きめなものを摺っていると、今まで手持ちの台を組み合わせてもうまく摺ることができません。版の柄に対して、摺台の幅や長さが足りないとインクが対象にのらないからです。
新しいサイズに出会うと、まずこういうことが起こり、のこぎりの出番になります。私といいますか、師匠の一門は、型となる摺台を手製で作ります。
組み合わせを考え、頭をひねり摺りが可能な状態までもっていくことも、醍醐味かもしれません。摺るまでにも長い道のりがあることもしばしばです。
師匠の工房にはとんでもない型があったりします。ひょっとしたら皆さんが一度は目にしたことがあるものがあるかもしれません。