凹凸に、あたたかさを感じる
- 2024/6/28
- 3か月前
三国志にも本当に色々な本がありますが、
私のお気に入りの三国志の一つが、この絵本通俗三国志(第三文明社)です。
古い言い回し、臨場感があって、
さらには注が、本文の単語の隣にすぐ出てくる仕様。
巻末を開いて確認するのが面倒と感じる私に本当にぴったりです。
そして特にこの挿絵の裏の凹凸。
これは活版?まさか木版ってことはありませんよね?
ここに、昔の本のあたたかさといいますか、人のぬくもりが感じられますし、紙の手触りも本当に気持ちが良いです。
以前広告代理店の方にお話を伺ったときに、昔は印刷するにも今と比べ物にならないくらい紙の種類が豊富で、こだわりが半端なかったとおっしゃってましたが、こういうところにも表れているでしょうか。
購入時には、全巻をまとめるために硬く紐で結ばれていたために、見事に形が付いてしまっていますが、私の大事な1冊です。